とはないです。ただ、夏は暑さで体力が削られるので、残業などで長時間働くと作業中に力が入らず、意識が朦朧としてくる可能性はありますよね。関 そうですよね。私も吉田さんと同じく熱中症になったことはないですが、過去にタイヤ交換作業中、あまりの暑さで体調が悪くなって熱中症寸前までいった先輩の話は聞いたことがあります。その時は手のしびれも感じていたようで、休憩しなければ熱中症になり、事故になっていたかもしれないと言っていました。も他店舗ですが、熱中症になるエンジニアがいるという話は毎年聞きます。工場は風が抜けない構造になっているところも多いので、過酷な環境下だと、気をつけていてもなってしまいますよね。ジニアには電動ファンが付いている作業着を店舗ごとに購入し、去年から配られました。ただ、これ、あまり効果を実感できないんですよね。風は送り込まれてくるものの、冷たい風ではないので。今年は保冷剤を追加するなどして、対策してみようと考えています。吉田(敬称略) 実際に熱中症で倒れたこ江草 僕も熱中症の経験はないですね。で吉田 夏場は飲み物が支給されます。エン関 うちはスポットクーラーが活躍しています。最近、扇風機も増設してもらいましたよ。あと組合からは、経口補水液や塩タブレット、■が支給されています。7年以上前から実施しているんじゃないかな。ただ、お客さまと接するときに■を口に入れたままだと失礼なので、日常業務の際は口のなかでサッと溶けるタブレットを摂取するようにしています。 うちも5年以上前からスポーツドリンクが支給されていますが、営業は、現場で一番しんどい思いをしているエンジニアに「飲んで!」って全部渡していますね。夏場は猛暑日の予報だと、朝のミーティングで上位者が残業しないように呼びかけたりしています。あと、店舗内に他よりも温度を下げた小さな部屋を用意しています。もし熱中症やそれに類する症状が出た場合、すぐその部屋で涼んでもらえるように。関 いいですね。あと、これは直接的な熱中症対策ではないのですが、うちの店舗はタイヤ交換をする場所が少し離れた場所にあるんです。1人で交換作業をすることも多々ありますが、作業時間に余裕があるときは2名体制でもタイヤ交換をできるよう、段取りや予定を組んでもらいます。もし1人で作業していて熱中症で倒れた場合、発見が遅れますからね。江草これまで仕事中に熱中症になったり、その兆しを感じた経験はありますか?職場で取り組んでいる熱中症対策はありますか?今回のテーマ 夏といえば、毎年話題になるのが「熱中症」です。特に梅雨明け前後のこの時期は、例年熱中症リスクが高いと言われています。その理由として、本格的な暑さにまだ体が慣れていないことと、体内の温度調整をするための汗が、湿度が高いことで蒸発せず、体から熱が放出されにくくなることがあります。 組合員の皆さんが働く職場には、危険をともなう仕事も多く、組合員同士のオンライン座談会を開催しました。皆さんの職場や暮らしに身近な話題をテーマとして取り上げています。仲間の意見や考えをぜひ参考にしてみてください。〈今回の参加者〉吉田 修さん脱水症状や頭痛、吐き気などの体調不良を我慢して仕事を続けることは、さらなる労働災害を引き起こす可能性があり、注意が必要です。そこで今回は、組合員の皆さんに熱中症を防ぐための工夫やアイデア、これまでの経験をお話しいただきました。仲間の意見を参考に、みんなでこの暑い夏を健康に乗り切りましょう!宮城トヨタ自動車労働組合埼玉トヨタ自動車労働組合関 勝一さん岡山トヨタ労働組合江草 友さん発見?共感!参考に!「熱中症対策」オンライン座談会気になること してみた!話
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