HOLON201
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 私は以前から60歳を過ぎても働こうと決めていましたが、節目を目前に病気が発覚。それでも治療をしながら仕事を続けました。病気をしてからは食事に気を付け、得意だった飛び込み営業を減らして電話営業を取り入れるなど、自分なりに仕事の仕方を工夫してきました。2019年から当社が70歳定年制度を採用したため、65歳を過ぎても働けることになり、70歳のいまも契約社員として働いています。は、とても良い機会でした。契約を結ぶ営業から、解約を担うまでの担当へと180度業務内容が変わりましたが、自分の弱みでもあった「人の話に積極的に耳を傾けること」を克服するため、いまも日々前向きに取り組んでいます。 67歳のころ、お客様受付センターに異動したのでも社会との接点を持ちたいから。遅れた頭を持っていたらいけないと、パソコンを使い、ニュースを見てさまざまな情報を収集し、若い人と話をすることで、若々しくいられる気がしています。「70歳以降も働こうかな」と伝えた私を、「頑張ってみたら?」と応援してくれる娘の存在にも励まされています。 また、長く働き続けるために大切にしているのは、常に感謝を忘れないことです。病気の治療をしながら働いていたときに、体が辛くて知り合いの年配の方に愚痴をこぼしたら、「愚痴が出るのは感謝の気持ちが足りないよ」と諭されてハッとしました。病気をしてしばらく休んでいたにも関わらず、復帰できたことに感謝しなければならないと思うようになったのです。 昔は55歳が定年でしたが、60歳、65歳、そして年齢を重ねるころ、将来的には75歳になっている可能性もあります。そんななか、私の価値は何だろうと考えたとき、思い出すことがあります。それは、たところ「とても励みになる!」と言われたのです。自分が明るく、元気に働き続ける姿を見せることが、後輩の皆さんの役に立つのならとても嬉しいし、私自身も頑張ろうと思うようになりました。 これからも社会との接点を持ち続け、自分を成長させることに貪欲でありたい。いつまでも若々しくいるためにも、可能な限り働き続けたいと思っています。 70歳になっても働き続ける理由の一つは、少し「いま何が流行っているのか」「若者はどんな思考なのか」「世界の動きは?」など社会でいま起こっていることに関心を持ち、世のなかの動きに取り残されないようさまざまな情報を仕入れています。年齢を重ねると、自分の考えに少しでも頭を柔らかく保ちたいと、固執しがちになることを実感しています。「そういう考え方もあるんだ」と受け入れるよう、 経験や専門性を活かして長く働いてもらえる70歳定年制度は、チームとしても「若手・中堅が相談する相手が増呼吸合わせがしやすい」などメリットが多いと感じています。■田さんの「常にスキルアップを目指しながらいままでの経験を活かした仕事ぶり」は、我々後輩の「道しるべ」になっています。「健康管理」「労務環境」を見据え、「やりがい」をもたらす職場づくりを大切に、■田さんのように活躍できる方を増やしていきたいと思っています。人と話すことが大好きで、しっかり聞ける自分になる」営業ではそれが功を奏していましたが、「お客さまの話を、お客さまが満足されるまで貴重な機会をもらったと思っています。いまは話を聞くのが仕事です。苦手分野ではありますが、働くわたし少子高齢化が進み、定年退職の年齢が引き上がる現代。皆さんは自分が何歳まで働くのか、考えたことはありますか?今回は、70歳を迎えても現役で働き続ける■田文子さんに、いきいきと働き続けるその理由を伺いました。考えたこと。変えたこと感謝の気持ちを忘れないことが大切 明るく元気に働き続けることが、皆さんの励みになるように脳内メーカーメーカーの11 70歳になっても仕事を続けるとある同僚に報告し70歳とどんどん定年が延びており、いまの若い方が株式会社USEN(U-NEXT.HD)カスタマーリレーション営業部 課長西村 勇太さんえる」「ともに働いてきた仲間なので、さまざまな人の話を聞いて日頃から気をつけています。■田さんの上司■田さんの上司■田さんの上司■田さんの上司株式会社USEN(U-NEXT.HD)営業本部 カスタマーリレーション営業部お客様受付センター ■田文子さん(70歳)2000年、総合的なDXサービスを展開するUSENに入社。集金、営業を経験し、現在はお客様受付センターに所属。休業や閉店などにともなうサービス解約処理や継続案内などを担当。60歳を迎えて、70歳になっても社会と接点70歳になっても社会と接点70歳になっても社会と接点70歳になっても社会と接点を持ち、若々しく働いていきたいを持ち、若々しく働いていきたいを持ち、若々しく働いていきたいを持ち、若々しく働いていきたい

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