スローガン❸ コンプライアンス 2021年に車両販社で不正車検問題が発覚し、それ以降も、水増し請求などの不正が発覚しています。メーカーでも、昨年はダイハツ・豊田自動織機で認証問題が発覚、今年はトヨタ自動車でも認証問題が発覚している状況で、リコールの件数も増えています。❷ 多様な価値観 コロナ禍を経て、世の中・お客さま・組合員の価値観が変わりつつあります。また、転職しやすい環境の整備も進んでおり、労働力の流動性は高まっています。❶ クルマの納期 以前は注文したら2・3カ月で来るのが当たり前でしたが、現在はそのような車種は少なく、受注停止の車種も多くあります。クルマがつくれない原因も、半導体不足から人手不足に変わってきています。❹ 今後の展望 徐々に加速する人口減少に、全車種併売化・コロナ禍というショックが加わり、変化やほころびが目に見える形になってきたのだと思います。そして次々と予期せぬ変化やほころびが表れる傾向は、今後も続くと考えられます。中央執行委員長 小川 敬太自動車業界・社会の変化 2020年の全車種併売化以降、いろいろなことが大きく変化してきました。全国的にグループ再編・事業再編が進み、統合や分社が現在も続いています。それに合わせて、CNDの組織拡大を進めています。 先日、CND初代委員長の近藤宣昭さんが亡くなられ、追悼企画として、歴代のCND委員長が、それぞれの任期を振り返る機会がありました(HOLON202号参照)。組合員の皆さんが「自分たちの職場のことは自分たちで解決する」という思いを持ち、それぞれの組合が「職場に一番近い労働組合である」と胸を張って言える状態をつくっていくことが大切だとあらためて思いました。近藤さんをはじめ、先人たちの思いをつなぎ、組合員の皆さん・執行部の皆さんと一緒に「たくましい組織」をつくっていきましょう。 人手不足の傾向を認識しつつ、アンテナを高く持ちましょう。会社の売り方や制度の変化、組合員の働き方や価値観の変化の兆候を察知し、先に動くことが何より大事です。 自動車産業は、法律による定めが多い産業です。法律は国会で決められるため、私たちの代表である、組織内議員を国政に送ることは、私たちが次の変化に対応するための「先に動く行動」でもあります。 日本のジェンダーギャップ指数は世界的にみるとかなり低く、私たち販売業界は、その日本のなかでも働く女性の割合が低い業界です。 数年後、人手不足が進み、業界間の人材獲得競争がより一層厳しいものになったとき、私たち販売業界が、人が入りたいと思う業界になっているでしょうか。 そのときになって慌てて「女性の働きやすさ」と言っていては手遅れとなってしまいます。危機感を持って、いま動いていきたいと思います。未来に向けて目指そう初代委員長近藤さんの2つのこだわり「販売のことは販売で解決する」 と 「現場に一番近い上部団体である」人手不足の認識・変化の兆候を察知国政に仲間を送る女性も男性も働きやすい職場をつくる私たちがとるべき行動は「変化を見据えて先に動く」「変化を見据えて先に動く」「変化を見据えて先に動く」「変化を見据えて先に動く」私たちがとるべき行動は私たちがとるべき行動は私たちがとるべき行動は〜 一人ひとりの力が新しい未来を創っていく 〜CND第 期後半期スタートすべては から 変化やほころびが、目に見える形に変化やほころびが、目に見える形に変化やほころびが、目に見える形に変化やほころびが、目に見える形に人人
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