HOLON203
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岐阜スズキ販売の女子改活動「清流ジェンヌ」について教えてください。 岐阜スズキ販売では、スズキ本社から女子改活動が展開される前から、外部コーチを招いて「女性が来店しやすい店作り」を学び、「自動車販売店には女性のお客さまが入りにくい」という課題を解決したいと、自発的に取り組んでいました。この取り組みを基礎としながら、スズキ本社から女子改活動が展開されてからは、自分たちが働きやすい環境作りという方向性も取り入れて活動を行っています。 「清流ジェンヌ」という名前は、長良川の「清流」とフランス語で女性を意味する「ジェンヌ」から名付けられ、直販営業の女性社員を中心に、業務部や部品部、人事部などから約20人が参加しています。1〜2カ月に一度メンバーが集まり、企画の内容や進捗を話し合っています。第4回QAQAJAFの優待制度のおすすめをご紹介!清流ジェンヌが発行している清流ジェンヌ通信「清流ジャーナル」自動車業界は「100年に一度の大変革期」と言われ、CNDのなかでも企業統合や事業再編といった大きな変化を迎えた仲間も多くいます。この先を考えると、クルマの供給制限は続きそうだし、人手不足は拡大しそうだし、変化はまだまだ続きそうな…。でもそんなときこそ、CNDの語源「新しい飛躍への挑戦」の精神に立ち戻ろう!という心意気から生まれた企画です。スズキ株式会社中島 麻利江さん女性の働き方・離職率女子改を立ち上げた当初は、男性に比べて女性の離職率が高く、ライフイベントを機に退職される方が少なくありませんでした。そこで「3年、5年、8年目の女性社員に向けキャリアプラン形成を考える研修」や「女性社員同士の交流会」を実施し、ライフイベントを迎えても働き続けるための情報交換、ロールモデル紹介などを行いました。その結果、昇進につながった方や店長になった方、結婚・出産などのライフイベントを経験しても働き続ける方が非常に増えました。今後、さらに女性のリーダーも増やしていけるように、女子改活動を活発化させていきたいと考えています。今号では、販売の現場で女性活躍を推進しているスズキ株式会社、岐阜スズキ販売株式会社にお話を伺いました。「女子改(じょしかい)活動」と称して、女性が自動車販売会社で活躍するための取り組みが活発になることで、良い効果も出てきているとのこと。今回は「女性の活躍」という視点から販売の未来を考えます。スズキ株式会社がスタートさせた「女子改」。全国の販売店では、どのような「女子改」活動を行っているのか、今回は岐阜スズキ販売の皆さんに、日頃の活動の様子を伺いました。スズキ株式会社の「女子改」とは? 女子改は、スズキの主力である軽自動車ユーザーの約7割が女性であることに着目し、「女性のお客さまにとって居心地の良いショールームへと女性視点で改善すること」を目的として2012年にスタートした活動です。現在では女性が働きやすい環境整備という視点も取り入れて活動の幅を広げています。また、女子改活動のほかにも「スマイル女子」という取り組みも行っています。スズキの自動車販売店で働く女性社員の姿を紹介し、女性の採用促進と働きやすい環境整備を目指しています。女子改活動がもたらした変化はありますか? ショールームの雰囲気女性視点でお店作りをしてみると、観葉植物や華やかな色の飾りつけ・POPが取り入れられ、お店が明るく、活気あるショールームになり、特に女性ユーザーとの関係強化につながりました。

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